会社の後輩が3ケ月前に怪我をした仔猫を拾った。そして今その猫を捨てる計画をたてているそうだ。
彼女は「一応怪我は治ったし、狭いワンルームで一生を終えるより上野公園辺りで自由に生きたほうが幸せですよ。部屋もこれ以上ボロボロにされなくなるし私も犬と静かに生活できますし。助けてあげただけでも優しいと思いませんか?」と言った。その猫を引き取ることのできない私には何も言う権利はないのかもしれないしそんな立派な人間ではないけれど、人間とはなんて勝手な生きものなのだろう。
人それぞれ価値観は違うけれど、一度関わった生命を途中で切り捨ててまで求める静かな生活とはなんだろうね。
自分のことで、しかも人前で涙を流したのは初めてでびっくりした。

1日だけ一緒に仕事をした方に心が悲鳴をあげそうになっていたことを、その原因を気付かれてとても暖かい言葉をいただいた。それでも心の奥にあるたくさんの言葉を伝えることはできなくて、かわりに涙が溢れてしまった。
たくさんの言葉と気持ちをくれたのにごめんなさい。何もいえなくてごめんなさい。

| main |