桜花 時は過ぎねど 見る人の 恋の盛りと 今し散るらむ

slow10


東京では殆ど散ってしまった。
遅咲きの桜を見付けた。

風に舞う花びらはあまりにも美しく、散ってしまうために咲いているようで哀しい。
slow9


懐かしい場所に立つと何も変わっていないような、何かが変わってしまったような不思議な感覚に囚われ軽い眩暈に襲われる。
記憶が少しずつ鮮明になっても同じ風景がどこか違って見えるのはきっと目線の高さのせいだけではないのだろう。

次にこの場所に立つのは1年後かもしれないし、10年後かもしれない。
それでも、誰もいないベンチにむかって「また何時か」そんなことを呟いた。

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